長い長い妊娠期間。
お母さんって本当に大変ですよね。
お腹がどこにもぶつからないように細心の注意を払わなければならないし、生肉やお酒はNG。
自転車にのるのも躊躇いますし、歩くのもどんどんお腹が重くなる。
薬も飲みづらい。
ただ重いだけではなくて、内臓が圧迫して苦しくなっていくのに「体重は増え過ぎないようにしてください」なんて…
もはや拷問に近いものを感じます。
さらにそこから長く痛い出産を乗り越え、ようやく手にした可愛い赤ちゃん。
まさに幸せの絶頂…となればいいのですが、そうではないのがまだ続く辛いところ。
後産は想像以上に痛みますし、陣痛の後遺症で全身が筋肉痛だったり、叫びすぎて喉が痛かったり。
帝王切開の場合は手術跡がひたすら痛みますよね。
悪露は、ダバダバ出てきてトイレに行くのも一苦労。
なんで女性ばっかりこんな目に…と男性を恨みたくなります。
そこに追い打ちをかけてくるのが、ふと下を向くと目に入る、ぶよぶよの皮。
お腹にどかんと残った脂肪。
「なんで、赤ちゃんと一緒に出ていってくれなかったんだ!」とつまんでみるお母さんも少なからずいるのでは、と思います。
「産後ダイエットを怠ると元に戻らないって聞くし、今すぐダイエット始めなくっちゃ!」
そう焦りたくなる気持ちはわかります。
実際私もそうでした。
ですが、ちょっと待ってください!
ダイエットを始める前に、やってはいけない行動について、確認しておきましょう。
1、無理な運動(入院中)
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入院中、赤ちゃんがおとなしく寝てくれ、お客さんも来ていないときは、つい体を動かしたくなってしまうかもしれません。
ですが、ちょっと待ってください。
出産後の体は自分が思った以上に、そして見た目以上にダメージを受けています。
人間を1人(もしかしたら2人? 3人?)体の中で育ててこの世に生み出しているのですから、当然と言えば当然ですね。
自然界では、出産を終えるとすぐに死んでしまう生き物もいます。
出産とはそれくらい命がけの出来事なんですね。
ですから、入院中はとにかく横になる。
これを心掛けてください。
起き上がるのはトイレと食事、それから赤ちゃんのお世話のとき。
これで充分です。
ちなみに私の場合は、産後2日目の夜に赤ちゃんがまったく眠らず、ひたすら相手をしていたのでとても大変でした…。
大部屋だったので同室の赤ちゃんを起こさないように、何度もベッドを抜け出しました。
赤ちゃんと一緒に誰もいない授乳室へ行き、そこでおむつを替えてみたり、だっこしてみたり、ミルクを飲ませてみたり。
2時間ほど格闘してようやく寝たかなーと思ってベッドに戻る。
すると、30分後に再び泣き出したのでまた起き上がり授乳室へ…
ということを一晩中、繰り返しました。
今考えると「これほど大変なことはない!」と思うのに、その時は産後ハイになってしまっていて耐えられるんですよね。
そう、産後の恐ろしい所は「耐えられてしまうこと」にあると思うんです。
感覚が麻痺しているのかもしれませんし、赤ちゃんを死なせないようになっているのかもしれません。
だから入院中も運動したくなる、やってみたら意外とできた! となるかもしれません。
しかし、コレ本当にやめてください。
ここでどれだけ休めるかで、今後の人生変わってくるといっても過言ではありません。
これから1年続く乳児のお世話には、健康が一番必要であることはもちろんです。
産後しっかり休んだかどうかで、更年期の現れ方が変わるともいわれています。
また、悲しいことですが、産後1年以内に急死してしまうお母さんもいます。
そうならないためにも、入院中はしっかり休みましょう。
2、家事以上の運動
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退院後は人によって状況は様々。
里帰りをする方、旦那さんと二人で頑張る方、親御さんと同居している方もいらっしゃるでしょう。
どんな環境であっても、とにかくなるべく休むことをお勧めします。
とは言え、旦那さんが一週間一人暮らししていたら家の中がめちゃくちゃだった…!
なんてこともあるかもしれません。
これは個人的な意見ですので、それぞれのお家に合わせていただければよいのですが…
もし家事ができない旦那さんでしたら、この1か月の間にできるようになってもらってください。
赤ちゃんのお世話って想像以上に大変、というか、手がふさがっていることがあります。
そんな時に一緒に暮らしているのが、掃除も洗濯も皿洗いもできない旦那さんだったら…
はっきり言って「お前何のためにいるんだ!」と追い出したくなります。
「産後で体が辛いから」ときちんと説明をして、家事を手伝ってもらいましょう。
勿論旦那さんが自分から動いてくれるのが一番良いです。
しかし、そうでない旦那さんの場合は、動く癖を今のうちにつけてもらいましょう。
赤ちゃんにメロメロになって、旦那さんもテンションが上がってやってくれる場合もありますよ。
お母さんは座って出来る、洗濯物たたみくらいから始めましょう。
徐々に、家事をすることに慣れていってくださいね。
そして、家事以上の動きはやめておいてください。
なにか体操等しないと落ち着かないという場合には、産褥体操をお勧めします。
1ヶ月検診で病院の許可が下りるまでは、なるべく体は休ませてあげてくださいね。
3、食事制限
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運動できないなら食べ物減らして…と考えがちですが、それもちょっと待ってください。
産後の体がダメージを受けていることは前にもお話しました。
そのダメージを回復する為に必要なものは、「休息」と「栄養」。
つまり、食事を制限してしまうとダメージの回復が遅れてしまうのです。
そうは言っても、暴飲暴食はいけません。
一日三食、お米お野菜お肉お魚よく噛んで食べる。これでOKです。
特に授乳中の方はいつもより汁物の量を増やすようにしてくださいね。
食事に関しては妊娠中に心掛けていたことを継続していければ大丈夫です。
妊娠中と違い、「十月十日ずっと気をつけなければならない」というわけではありません。
たまには羽目を外しながら、美味しくご飯を食べてくださいね。
まとめ
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- 入院中はとにかく横になる
- 退院後も赤ちゃんの相手に専念する。家事はほどほどに。
- 食事制限はNG。バランスよく栄養を摂取して。
結論
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いかがでしたか?
妊娠・出産ととっても頑張ってきたんですから、自分の体を労わって、ゆっくりと過ごしてくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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