妊娠中にむくみに悩まされる方も多いと思いますが、出産後もむくみが改善されないママが多いようです。
むくみとは、取り込んだ水分をうまく排出できずに体内でため込んでしまうことを言います。
そして一般的なむくみの原因は
- 運動不足
- 水分、塩分の摂りすぎ
- 疲労、睡眠不足
- 冷え など
むくんだ姿は、くびれがなくメリハリのない身体に見え、実際に怠く感じて動きも重たくなってしまいます。
私はむくんだ自分の姿を見て、
「まるで象のようだな」
と思ってしまったことがあります。
では、産後のママの生活は、むくみの原因にどのくらい当てはまっているでしょうか?
こちらでは、産後のママのむくみの原因と、対策を紹介していきます。
~妊娠から出産までのむくみ~
妊娠中、定期的に行う妊婦健診で、むくみの指摘をされた方も多いのではないでしょうか?
妊娠中のむくみは、単に運動不足などが原因ではなく、ホルモンバランスの変化でむくみやすい身体になっているところにあります。
ほとんどの妊婦さんはむくみが見られますが、そのほとんどはさほど心配のいらないものと言われています。
しかし中には病気的なむくみもあり、重症化してしまう恐れもあるため、妊婦健診ではむくみを注意深く確認しているんですね。
むくみを伴う妊娠中の病気の代表的なものとして、妊娠高血圧症候群などが挙げられます。
そして出産を経て、身体も少しずつ以前のように動くようになり、毎日子育てに追われて忙しく過ごして身体は動かしているはずなのに、なぜか身体のむくみがとれない。
私も産後に悩まされましたが、特に気になったのは足のむくみでした。
〜産後のむくみの原因〜
- 水分バランスの変化
- ホルモンバランスの変化
- 血液量の変化
- 睡眠不足による疲労
- 授乳や抱っこ時の姿勢
さまざまな要因が重なり、産後に起こるものといわれています。
妊娠、出産は女性の身体に多くの影響をもたらします。
お腹にいる赤ちゃんのために、ママの水分量や血液量が増え、
分娩時には羊水(水分)と血液が一気に外に出されます。
そして産後の約3週間くらいの時間をかけて、水分・血液は妊娠前の量に戻るといわれています。
こうした身体の中で起こる様々な変化が、身体のむくみの一因になっています。
この時にママの身体がしっかりと休まっていないと、身体に疲労が蓄積され、むくみを流すための機能が正常でなくなり、水分をため込んでしまうんですね。
授乳や抱っこも、毎回決まった姿勢でおこなうと、血行が悪くなります。
特に身体の末端の足は、毛細血管のため、むくみやすいんですね。
そして赤ちゃんのお世話で頭がいっぱいになると、自分のことはどうしても二の次になってしまうもの。
ママが食事や水分を十分に摂れずにいると、それもまたむくみやすい身体になってしまいます。
短い時間で食事を済ませようと、バランスの偏った食事をしてしまうことや、育児の疲れでついつい甘いお菓子やジュースを飲んでしまうことはないでしょうか?
このように原因をあげていくと、「大変なんだもん、仕方ないよ」と思ってしまうこともあると思います。
こうした生活の中でどのようにむくみを改善していくか、方法を調べてみました。
~すっきりした足を取り戻したい!産後のむくみ体験談~
赤ちゃんと過ごす毎日の中で、なかなかママの自由な時間はとれないものです。
もし自由に運動できれば、バランスを考えたご飯が作れたら、食事の時間がしっかりとれたら。
なんて、たらればを並べてしまいましたが、今ある環境の中でも十分に、むくみを改善する方法は生み出せるのです。
例えば睡眠時。
疲れて一刻も早く寝てしまいたい。次の授乳の時間まで少しでも長く眠りたい!
そんな風に思ってしまう気持ちはわかりますが、一つの工夫で寝てる間に足がすっきりするんです。
それは、足を高い位置に置いて寝ること。
これは恐らく、多くの方が既に知っている方法ではないかと思いますが、侮れないむくみ改善法なんです。
私は産後の入院中、産院のベッドが足上げ機能のついているものだったので、横になるときは常に機能を利用して足を高くした状態を保つようにしていました。
なので入院中は足のだるさを感じることなく、産後すぐの健診でもむくみの指摘はありませんでした。
しかし、退院して自宅で赤ちゃんと過ごすようになり、足のむくみを感じる場面が多くなりました。
産院ではこまめに飲んでいた水分も、意識してトイレに行っていたことも、バランスの摂れた食事も、寝るときに足を上げていたことも。
帰宅した途端全て辞めてしまったからです。
足がむくんでいると、朝ベットから起き上がって床に足をつくのも辛いんです。
外にゴミを出しに行こうと、外履き用のスリッパに足の甲がべったりついていたこともショックでした。
寒い時期だったので足を冷やさないようモコモコ靴下を履いていて、なんとあの柔らかい素材でゆとりのあるはずの靴下の跡が、ふくらはぎにしっかりついていたのです。
思い出すだけで足がなんだかムズムズしてしまうのですが、むくみの対策をせずにいると、こんなにも自分の足は変わってしまうのか、と驚愕しました。
〜産後ママでも簡単にできるむくみ対策〜
そこで、すぐに始められる対策として、産院のベッドの足上げ機能に習い、
横になるときは足を高くあげようと、布団を重ねて足を置くようにしました。
すると、足先から、ジワーっと水分が身体の中心に向かっていくような感覚があったんですよね。
数時間その状態を保つだけで、足がとても楽になった覚えがあります。
そして、少しずつむくみに向き合わないとと感じ、
- 水分をこまめにとること
(2リットルのペットボトルを1日かけて飲みきるように意識しました) - トイレは我慢せず必ず行くこと
- 授乳時は足のストレッチをしながらおこなうこと
こちらを参考にしました
などを意識しました。
水分は、1日のはじめにペットボトルの水を用意すると、残りの量を目で確認できるので意識しやすいと思います。
2リットル以上飲んでしまうと、今度は水分過多になってしまい、余分な水分を体内に溜め込んでしまうので、多くても2リットルを目安にされると良いと思います。
食事に関しては、私の場合は余裕をもって考えられるのは少し先になってしまいましたが、
意識できる方は一汁三菜を心がけた食事を早めに実行できるといいですよね。
日に日に足の違和感はなくなり、歩くのも楽になりました。
小さな方法ばかりですが、毎日のちょっとした意識で身体は大きく変わるものなんだな、と
身を以て実感しました。
~結論~
妊娠中から産後は、どうしてもむくみやすい身体になってしまうんですね。
それなら、むくんでしまう原因を知り、改善することを意識していきたいです。
- 授乳時&寝るときの姿勢を改善する
- 水分をとる&出す
- 食事のバランスを考える
どれもいつの間にか習慣づくような方法ばかりです。
~まとめ~
ママが一人で自由に動ける日がくるのは、早くても出産してから数か月~数年後になってしまうかと思います。
妊娠前にはジムやヨガなどで整えていた身体が、産後はそうもいかなくなってしまう。
けれども、おうちでできることは意外にたくさんありそうですね。
余裕ができたらおうちでできる運動や、ゆっくり湯船に浸かって身体の疲れやむくみを流すのもいいと思います。
こちらで紹介した方法は、まずステップワンとして簡単に始められるかと思うので、ぜひお試しください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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