産後の胸のトラブル!乳腺炎にならないように気を付けること

産後すぐは、母乳がスムーズに出ない。
赤ちゃんが上手に飲んでくれない。

ママのおっぱいと赤ちゃんの共同作業がまだ上手く出来ないので
張ってしまう方は多いと思います。

また、母乳育児が順調にいくようになっても、赤ちゃんの成長に合わせて
授乳リズムの変化が起きると、胸が張って痛くなることがあります。

張りだけでなく、
ひどくなると、熱を持ったり、石のようにカチカチになり、
乳腺炎になってしまう可能性があります。

私は幸い、軽めの乳腺炎で回復することが出来ましたが、
友人が感染性乳腺炎になった時のことを話していて、
胸がガチガチになり、乳房周りが泣くくらい痛い、
それはそれは激痛だと聞きました。

このページでは、

  1. 乳腺炎とはどのようなものか
  2. 乳腺炎にならないために気を付けること
  3. 乳腺炎になってしまったら

をお伝えさせていただきます。

【乳腺炎とはどのようなものなのか】

乳腺炎とは、乳腺が炎症を起こしているのですが、
痛みを伴うしこりや張りが強くなりカチカチになったり、
細菌感染によって強い痛みや発熱、悪寒が起こることもあります。

乳腺炎には2種類あります。

急性乳汁うっ滞性乳腺炎

生まれたての赤ちゃんはおっぱいを上手く吸えなくて
母乳が乳管に残り、詰まってしまうことがあります。

その結果、胸が張り熱を持ったり赤くなったりする状態です。

細菌に感染している状態ではないので、抗菌薬は必要ありません。

この場合、授乳を行ったり、搾乳するのが良いとされています。
乳頭部分やおっぱいのマッサージも滞った母乳を外に出すのに有効です。

痛みが強いときには鎮痛薬が処方される時もありますが、
根本的な解決ではありません。

感染性乳腺炎

赤ちゃんが噛んだり引っ張ったりした時、
乳首に傷が出来たりしますよね。

その傷口などから細菌が入ってしまうことがあり、
おっぱいにある乳腺や母乳の通り道である乳管、
そのほか血管などに感染を起こした状態です。

38度位の熱が出たり、乳房がズキズキと痛んで腫れる事もあります。
だるさやインフルエンザのような体の痛みを感じることも。

乳腺炎になると痛くてとても辛いですよね。
その状態で赤ちゃんのお世話をするのは
負担も大きいです。

出来るだけ事前に対処しましょう。

では、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。


【乳腺炎にならないために気をつけること】

赤ちゃんに飲んでもらう

授乳間隔が一気に空きすぎると、
母乳がうっ滞して乳腺炎になる可能性が高くなります。

母乳の出が落ち着くまでは、
ある程度時間を決めて飲んでもらいましょう。

生まれたての赤ちゃんは、まだ吸う力がないので
すぐに疲れて寝てしまう場合には、
ちょっとゆすって起こしてあげても良いと思います。

しこりが出来ている場合は、少しその部分を押すなどして、
おっぱいを飲んでもらいましょう。

姿勢を変えて授乳する

抱き方が同じだと、母乳がおっぱいに残ってしまう事もあるので、
抱き方を工夫してみましょう。

フットボール抱き、縦抱き、横抱きなど試してみて下さい。

乳首を傷つけないようにする

吸わせ方が浅いと引っ張ってしまい、乳首を傷つけることにもなりますので、
しっかりと吸わせてあげましょう。

乳頭ケアクリームを塗るのも良いでしょう。

授乳クッションを使うのがおススメです。

ママも楽だし、赤ちゃんも飲みやすいので、
おっぱいを引っ張ることも少なくなります。

歯が生えてきたときも注意が必要です。

搾乳する

おっぱいがまだ残っている場合は搾乳しましょう。

授乳間隔が空いてきたときや、仕事復帰するタイミングなどは
おっぱいがたまって張ってしまうので、
我慢や無理はしないようにしましょう。

仕事復帰する前に、慣らし保育期間があったので、少しずつ授乳間隔が伸びていたにも関わらず、
仕事復帰したとき、私の胸はパンパンになり、あまりにも痛いのでトイレで搾乳していました。

母乳が漏れてくるので、これは必須アイテムでした。

ピジョン母乳パッド
https://pigeon.info/breastpad/item/lineup.html

これなしでは、外には出れない。
カバンに1~2個入れておかないと
不安になるほど本当に必須アイテムでした。

バランスの良い食事を心がける

母乳と食事は関係ないとも言いますが、私は関係あると感じました。
母乳は血液から作られています。

その血液がドロドロになると、
当然母乳も流れが悪くなり、詰まりやすい状態になると考えられます。

授乳しているとお腹がすくので、
私は、脂っこいものや甘いもの、乳製品などをよく食べていたのですが、
乳児湿疹がひどく、母乳が影響していると聞いて、食事を改めました。

それまで、母乳の質なんて考えたことなかったのですが、
甘いものを食べていたときの母乳は甘くなりすぎていて、
少し黄みがかった色をしていたように思います。

食事に気をつけるようになってから、
驚くほど赤ちゃんの肌がツルツルになり、
母乳がサラサラになったのです。

血液の循環を良くするためにも、
和食を中心とした体を温める食べ物が良いです。

パンよりお米が良いですね。
私は、白米に玄米や雑穀を足して炊いていました。

パスタやラーメンより、うどんやそばがいいでしょう。
ごぼうや大根などの根菜類も体を温めてくれます。

ブラで締め付けない

妊娠中からバストのサイズが大きくなる人は多く、ブラジャーのサイズを上げないとキツくなってしまうことがあります。

マタニティ用のブラジャーでないとゆったりとしていなくて、
血行が悪くなってしまいます。

血行が悪くなるとおっぱいの流れも悪くなって、
詰まりが発生しやすくなるのです。

締め付けないようにしましょう。
サイズ調整をすれば、
血行不良による詰まりで起こる炎症のリスクを下げることができます。

ストレスをためない

疲れやストレスがたまると、免疫力が下がります。

炎症や細菌感染が起こりやすくもなりますので、
無理をしないようにしましょう。

1人目の子育ては分からないことだらけ。
息抜きの仕方も分からず、無理してることに気づきにくいことも。

意識して、休息をとりましょう。

 

【乳腺炎になってしまったら】

無理をせず、すぐに産院に行きましょう。
赤ちゃんがいると、どうしても自分のことは後回しになりがちです。
ママの具合が悪いと、おっぱいも飲ませる事も出来ません。

胸がガチガチになり、熱を帯び、
悪寒や発熱の場合は夜間でも連絡をしてみて下さい。

早めに対処するのが一番です。

 

【まとめ】

今回は、

①乳腺炎について

②乳腺炎にならないために気を付けること

  • 赤ちゃんに飲んでもらう
  • 姿勢を変えて授乳する
  • 乳首を傷つけないようにする
  • 搾乳する
  • バランスの良い食事を心がける
  • ブラで締め付けない
  • ストレスをためない

③乳腺炎になった場合の対処法

をお伝えさせていただきましたが、いかがでしたか。

【結論】

赤ちゃんのお世話や授乳で、ママは思うように休憩がとれないかもしれません。
短い時間でも赤ちゃんの面倒を見てくれる人がいる場合は
なるべく息抜きや昼寝をしましょう。

無理をして、乳腺炎になってしまったり、
体調を崩してしまっては、日々の赤ちゃんのお世話が出来ないことにもなります。

私は、無理をしすぎて体調を崩してしまい、入院したことがあります。

そうなると、赤ちゃんと離れることになり、
赤ちゃんも私自身も辛い思いをしました。

一度、乳腺炎になると、回復するまでに時間がかかってしまうので、
なっていないときから、注意するのが一番です。

休日は、パパに赤ちゃんを抱っこして散歩に出かけてもらい、
ママはお昼寝するのも良いでしょう。

パパも赤ちゃんとの時間を持つことで、コミュニケーションにも
なるのでおススメです。

触れ合う時間が伸びることで、更に愛情も湧いてきますよ。

赤ちゃんのお世話や、夜中の授乳など、
子育ては体力が必要になってきます。

地域のサポートなども活用し、
なるべく周囲の協力を得て無理をしないで下さいね。

ママの笑顔が赤ちゃんの笑顔、そして、パパの笑顔にも繋がりますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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