妊娠中の食事制限に、苦労した経験があるお母さんは多いのではないでしょうか。
赤ちゃんの分まで栄養を取らなくてはならない、けれども自分は脂肪を蓄えすぎてはいけない。
とは言え、食べなさ過ぎでは赤ちゃんに悪影響。
食べ物や時間を工夫したりと、様々な努力があったと思います。
そうしてなんとか出産を終えると、そこに待ち受けているのがぶよぶよ残ったお腹のお肉。
あの食事制限はなんだったのだろう、神様はなんて意地悪なんだろう、と思わずため息をついてしまいたくなりますね。
しかし、ご安心ください。
産後の体はデトックスタイムにうってつけ、と言われています。
つまり、自分の体調を見直すにはもってこいの時期なのですね。
このチャンスを逃さずに、健康で美しいお母さんを目指して、ダイエットに挑戦してみましょう。
指標にするべきものとは?体重?
ダイエットをするにあたって、一番わかりやすい指標は何でしょうか?
見た目は勿論変わりますね。しかし、それはあくまで効果が出た場合。
少しずつ変化しているだけだと、なかなか分かり辛いものです。
結果が数字で出るもの、となるとスリーサイズでしょうか?
しかし、これも自分できちんと測るのはなかなかに難しいもの。
かと言って、毎週お店で測ってもらうわけにもいきません。
お家で手軽に測定できてかつ結果が出やすいもの。
ずばり「体重」をダイエットの指標にすることになると思います。
しかし、ちょっと待ってください。
「とりあえず減らせるところまで減らせばいい」なんて考えは捨てた方が良いです。
まずは自分の理想の体型について、考えていきましょう。
理想の体型とは?BMIって何?
一般的に日本の女性はやせ過ぎだと言われています。
体重が少なすぎると、ホルモンバランスが崩れて生理が来なくなったり、貧血になりやすくなります。
産後の体は特に体調を崩しやすいので、一気に体重が減ったとなるとそれは「やせた」ではなく「やつれた」というのが正しいでしょう。
それではどのくらいの体重が健康的なのでしょうか。
身長と体重から割り出されるBMI指数は、ご存知の方が多いと思います。
この指数によって妊娠中もどれだけ体重増加して良いのかの目安が表示されていましたね。
BMI指数によりますと…
- 健康的で病気になりづらい適正体重は22
- 「スリムだね」と言われる美容体重は20
- モデルさんのようなモデル体重は18
とされています。
仮に身長が160cmだとすると…
- 適正体重は56kg
- 美容体重は51kg
- モデル体重は46kg
となります。
身長別に考えてみると…
- 身長150cmの人は49kg
- 身長160cmの人は56kg
- 身長170cmの人は63kg
になれば、適正体重です。
ただ、これには個人差があります。
BMI指数が20で「細めだね」と言われる方が精神的にも落ち着く。
体調にも問題ないという場合は20を目指せばよいでしょう。
それよりも、24くらいの方が安定する場合は、その体重をキープできるようにします。
つまりは、「自分が人生の中で一番体調が良かった体重」を目標に設定するのがおすすめということですね。
ただし、いくら体調が良いと思っていても、BMI18.5以下の低体重や25以上の肥満体重だった場合は、隠れた不調が潜んでいる場合があります。あまりお勧めできません。
がっつり運動していて筋肉がしっかりついている場合など、体重だけではわからないこともあります。
可能であれば一度健康診断を受けてみるのもいいかもしれませんね。
とにかく、産後ダイエットとは「やせること」ではなく「自分が気持ちよく過ごせる身体になること」。
そこを忘れないようにしてください。
緩んだ筋肉を鍛えなおす?尿漏れの危険って?
では、具体的にはどのようにしてダイエットをすればよいのでしょうか。
ここでは気をつけて欲しいことや、おすすめ方法をご紹介します。
「無理をしないこと」
これを大前提に考えてください。
産後の体は見た目以上に、また自分が思っている以上にダメージを受けています。
そんな時に厳しい食事制限や運動をすると最悪の場合、命の危険があります。
まずは軽い体操から初めて、徐々に体を動かすようにしてください。
「産褥体操」
これは寝たままでも出来る体操としておすすめです。
出産後の体を意識して作られた体操ですから、安心して取り組めますね。
初めは足首を動かす程度、それから徐々に体全体を使うものになっていきます。
「緩んだ筋肉を鍛えなおすこと」
産褥体操と並行して行いたいのが、出産で一番緩んでいるのが膣周りの筋肉を鍛えること。
放っておくと、将来尿漏れに悩まされてしまいます。
おしっこを我慢するイメージで、膣の周りをきゅっと締めたり緩めたりしてみましょう。
実際トイレに行ったときに、途中で尿を止められるかが一つの指標になります。
産後すぐは難しいかもしれませんが、徐々に出来るようになります。
諦めずに挑戦してみてください。
「食事は量より質が大切」
特に母乳育児の場合は、あまり食事制限しないようにしましょう。
一日三食バランスの良い食事を心がけて、しっかり食べてくださいね。
脂っこいものやお菓子類は控えめにしておきましょう。
まとめ
- ダイエットの成果は体重で確認
- 目標体重は「自分が健康でいられる体重」
- 無理をせず、筋肉を鍛えてダイエットを
結論
いかがでしたか?
産後ダイエットは「これを逃すと元に戻れないのでは」と焦ってしまう場合もあるかと思いますが、そんなことはありません。
落ち着いた気持ちで楽しくダイエットに挑戦してくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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