一ヵ月健診の結果も良好だと、お風呂にも入れるようになるし、短時間の外出など、少しずつ元の生活に戻る事ができます。
私も一ヵ月健診後は、散歩からスタートする予定でしたが、サイズが合わず散歩に行くための服がない・・・。
仕方がなく産後もマタニティウエアを着て生活するという、ショックな出来事を思い出しました。
その頃に、気づく自分の体重と体型。
実は、私は妊娠前は40kgだった体重が、産後は60kg目前でした。
思い出したくありませんがそれが現実だったんです(笑)
焦った私は、色々調べ産後ダイエットを始めます。
やっと赤ちゃんの授乳間隔も安定し、赤ちゃんと上の子との生活も慣れた頃、産後ダイエットを始めてみました。
近くのスーパーまでベビーカーで3人で歩いて買い物したり、家事をしている間も大きく動いたりと意識をしながら続け、食事も和食中心にする日々。
が、なかなか効果が出ない。「何がいけないんだ?」「どうしたらいいの?」と凹んでいるいても、毎日の生活はやってくる。
イヤイヤ期の上の子と、赤ちゃんの夜泣きからくる睡眠不足で自分のカラダの事なんて気にする余裕もありませんでした。
そんな私に追い打ちをかけた驚きの情報は『産後ダイエットは「産後半年が勝負!!」』のキャッチフレーズ。
そのタイムリミットまで、私はあと一カ月。
「その半年ってなぜ?」「誰が決めたんだ?」「2人目は子ども達のことで、自分の事なんて無理!!」とやけになっていた時に知った、ホルモンのお話しが私を救ってくれたのを今でも思い出します。
そのおかげもあり、現在は妊娠前と同じサイズの洋服が着れるようになりました。
もちろん油断するといけませんので、体調に合わせエクササイズを行いキープしています!
この記事でわかること
- 女性ホルモンを味方にするのはなぜか?
- エクササイズはタイミングが大事!
- 産後半年以外にも勝負できる?!
妊娠~産後に分泌される女性ホルモンとは??
カラダの機能を整えてくれる「ホルモン」。
人間には様々な種類の「ホルモン」が分泌されています。
その中でも、女性なら誰もが知っているのが「女性ホルモン」ではないでしょうか?
女性ホルモンは女性の生活とは切っても切れない関係があるのはご存知ですか?
「月経周期」「妊娠」「出産」には大きな影響がある「女性ホルモン」
この女性ホルモンはライフステージにより分泌量に変化があるので、日々の健康に大きな影響があります。
その中でも、一番大きな変化が『妊娠』と『出産』
新しい命を命をかけて育み、産む。女性は自分の「命」を削って出産します。
女性ホルモンにもいくつか種類があります。
- エストロゲン
妊娠中、赤ちゃんの育つお部屋(子宮)やおっぱいの準備をするためにも役立つホルモン。
- プロゲステロン
妊娠を持続させるためのホルモン。
- プロラクチン
母乳をつくるためのホルモン。「母性ホルモン」と言われることも
- オキシトシン
子宮の収縮、母乳を運ぶことに役立つホルモン。「幸せホルモン」とも言われることも。
- リラキシン
妊娠3ヶ月頃から徐々に増えだし、産後2・3日まで分泌する卵巣ホルモンの一種。
関節を緩めるのに役立っているホルモン。
出産に向け関節を緩めていくため、出産直後に骨盤がグラグラするように感じるのは、リラキシンの影響。
産後もリラキシンの分泌は続くため、産後半年近く影響がある。
これです!!
女性ホルモンのひとつ「リラキシン」が『産後ダイエット=産後半年が勝負』と言われる理由だったんです。
このリラキシンは産後半年近くまでは少しづつ減少しながら分泌を続けます。
関節を緩める役割があるリラキシン。
裏を返せば、関節が緩んでいる=産後に歪んでしまった骨盤を元に戻しやすい。ということから、「産後半年が勝負!」のワケだったんです。
しかし、私はリミットまであと一カ月。
焦る、焦る。自分の力ではどうすることもできず、骨盤矯正にたどり着きましたが結局何もできなかった。
上の子がいたので、託児がないと施術がうけられず施術を断念しました。
この結果にモヤモヤした私が起こした行動が、結果として骨盤まわりのお肉を-5cmも落としてくれたのです!!
産後の骨盤ケアのポイントは「下腹部」
妊娠3ヶ月頃から徐々に増えだし、産後2・3日まで分泌する「リラキシン」。
産後は分泌量が減るので、緩んだ関節や靭帯も少しずつ元に戻っていきます。
元通りに戻ってくれると嬉しいですが、骨盤の周りの筋肉が弱くなっていたり、出産で骨盤が歪んでしまった状態で、きちんと戻らなかったりすると骨盤は開いたまま固まってしまいます。
リミットまで一カ月の私が最初にしたことは、骨盤ベルトをタンスから出してきたこと。
2人目妊娠期間中、腰痛に悩まされていたので助産師さんの勧めでトコちゃんベルトを購入し使用してたので、すぐに骨盤の下部(下腹部あたり)を締めながら簡単なエクササイズからスタート!
【サイドプランク】 レベル ★☆☆☆☆ 写真の状態で10秒キープ
無理のない範囲で、10秒キープを3~5セットを目安に行いましょう。
レベル1に慣れてきたら、少しずつレベルアップ!
【サイドプランク】 レベル ★★☆☆☆
レベル1の状態から、手を伸ばす。下腹部に力を入れてバランスをとって10秒キープ
【サイドプランク】 レベル ★★★☆☆
レベル2の状態から、片足(マットについていない方の足)をあげて10秒キープ
(その日の調子によって、もち上げる足の高さは調整しましょう)
【サイドプランク】 レベル ★★★★☆
肘で支えている腕を伸ばし、10秒キープ
【サイドプランク】 レベル ★★★★★
レベル4の状態から、片足(マットについていない方の足)をあげて10秒キープ
腕でカラダを支える為、お腹・お尻・背中を同時にエクササイズ。
足をあげることで、お尻の横の筋肉も使うので、骨盤の左右への安定に役立ちます。
【レッグリフト】 レベル ★★★☆☆ 10秒キープを3~5セット
上げている足と反対側の腕を伸ばします。
グラグラするのでバランスを取ろうとするため、背骨を支える筋肉を中心に使います。
赤ちゃんのお世話で猫背になりやすい姿勢のリセットを!
その他、プランク、ヒップリフトなど、産後ダイエットに効くエクササイズは色々とありますが、カラダをリセットする為のエクササイズはリラキシンの分泌量が増える期間に行うことがポイントです!!
リラキシンの分泌量が増えるのはいつ?!
リラキシンの分泌は、妊娠3ヶ月頃から徐々に増えだし、産後2・3日までがピークで
分泌量は徐々に減っていきます。
しかし、産後以外にもリラキシンの分泌が増える時期が実はあるんです!!
それは…月経前!
一般的に生理周期の「分泌期(黄体期)」に分泌量が増えます。
(簡単にいうと、月経前の10日~12日の期間です)
この時期は、ホルモンの影響で関節が緩みやすい状態になる為、骨盤ケアを中心としたエクササイズをより効果的にすることが可能です!
理想は産後6ヶ月の間にしっかりと骨盤を妊娠前の状態まで戻すことができれば一番いい。
しかし、現実はそう簡単に戻るものでもない。
ただ、「産後半年が勝負!」と言われてしまうと、どうしても焦ってしまいますよね。
月経前にも骨盤ケアが効果的に出来る時期がある事を知っているだけで、エクササイズを無理なく続けることができ、かつ継続する事ができます。
まとめ
- カラダの機能を整えてくれる「ホルモン」を知る事はキレイを維持する極意
- 勝負は産後半年だけじゃない!実は月経前も勝負時!
結論
女性にとっては月経周期を把握する事は、自分自身のホルモンバランスを知る事でもあります。
カラダの調子が良い時期(卵胞期)はアクティブに動きダイエットができます。
リラキシンが分泌される分泌期(黄体期)は代謝が下がりやすい時期です。
なので、ボディメイクエクササイズを中心に取り組んだり、代謝を上げるためのエクササイズを取り入れてみましょう。
カラダの調子が整いやすくなり笑顔で過ごすことができます♬
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメントを残す