産後の胸の張りを落ち着かせ、母乳育児をスムーズにする方法

授乳期間中、ほとんどのママはおっぱいがパンパンに張って痛いという経験を1度はされているのではないでしょうか。

張りだけでなく、熱を持ってる、カチカチに固くなっているのトラブルを感じられている方も多いと思います。

産後すぐだけでなく、授乳期間中におっぱいが張る経験は何度か来ます。

噂で石のようにカチカチになると聞いていて、大袈裟じゃないのかと思っていました。
私も張りを経験しましたが、本当に石のようになるのですね。
実際になってみて、痛さと熱がこもって辛い経験でした。

どう対処すればいいのか分からず、赤ちゃんは飲んでくれない、どうしようと焦ったものです。

今となれば、貴重な体験だったと良い思い出にはなりました。

過ぎ去ってみればそんなことも思えるようになるのですが、今張っている状態だと本当に辛いですよね。

少しの張りならまだ良いですが、カチカチになると痛いし、熱を持ってしまったりで、赤ちゃんに飲ませていいのか、心配にもなりますよね。

~☆このページでわかること~

  • どんな時におっぱいは張るのか
  • おっぱいが張っている状態とは
  • おっぱいの張りの対処方法
  • 良い母乳が出す方法

【どんな時におっぱいは張るのか】

産後すぐのおっぱいの張りは3日目くらいがピーク

生まれたての赤ちゃんはまだ上手におっぱいが飲めません。
だんだんと力がついてくると、おっぱいを吸うのが上手に出来るようになってきます。

赤ちゃんもお腹の中でおっぱいを飲む練習はしてきたものの、実際に飲むのは初めてです。
上手になるまで少し時間は必要ですよね。

一生懸命おっぱいを探す姿や、母乳を飲む姿って本当に可愛くて愛おしいですよね。
今しか見れない愛おしい姿を満喫して下さいね。

母乳育児が軌道に乗ると、張りは治まっていきます。

2~3ヶ月くらいまで張る時がある。

1回の授乳の時に片方飲んで、赤ちゃんが満足して寝てしまう時があるかと思います。
5分位ずつで右と左をバランスよく飲んでもらいましょう。

母乳がたまっている

飲み残しがある、もしくは乳腺がつまりかけている可能性があります。

乳腺炎になっている

乳房が赤く腫れたり、高熱が出たりします。

フィットしていないブラやきつい服

圧迫は不快感を悪化させる可能性があります。

授乳の回数が減った

赤ちゃんがかぜを引いた
長めに寝るようになり、いつもより長く寝ている
離乳食を始めて授乳の回数が減った

保育園に行き始めた
もしくは誰かに預けて出かけるなどの理由、ママが突然授乳回数を減らしり、断乳をするときなどに起こる可能性があります。

【おっぱいが張っている状態】

張るとすぐに分かると思いますが、片胸でも両胸でも起こります。

ズキズキとした痛みや腫れを引き起こす場合があり、時に脇の下まで広がったり、おっぱいが非常に熱く感じたりでこぼこしているように感じたりします。

乳首が固く平らになっているなどもありますし、おっぱいの張りによって、ママの体温が約37.5~38.3度まで上がることもあります。

おっぱいの張りの対処法】

産後すぐのときは産婦人科にいると思いますので、助産師さんにアドバイスをもらうのが分かりやすくておススメです。

冷やす

おっぱいに熱を持っていると思いますので、乳房を冷やしましょう。

私は、保冷剤をタオルでくるんで冷やしていました。
冷たいタオルや冷却シートも良いでしょう。

授乳の仕方を変えてみる

片方のおっぱいを飲んで、満足して寝てしまう赤ちゃんもいると思います。
うちの子はまさにそうでした。

もう片方飲むと思ってたら寝てしまうという繰り返しでしたので、5分ずつ飲ませるようにしたら、片方だけ飲まなくて張るというのがなくなりました。

1ヶ所が固くなっているときは、授乳時に少しその部分を押してみると良いでしょう。

ただし、押しすぎには注意です。
赤ちゃんが母乳で溺れてしまいます。

抱き方も、立て抱き、横抱き、フットボール抱き、など色んな抱き方で飲ませてみて、赤ちゃんとママがフィットする方法を選びましょう。

食事に気を付ける

母乳は血液から作られているご存じですか。
ママの食べた食事が、母乳になるのです。

高カロリーな食事や乳脂肪の多い食べ物は食べ過ぎず、野菜中心のバランスの良い食事を心がけましょう。

食事のバランスガイドを参考にして見てください。

 https://community.wakodo.co.jp/community/milk/breastmilk/pdf/h0201-3b02.pdf
    妊婦のための食事バランスガイド

きちんとフィットするブラを着用する

ワイヤー入りは避けて、活動中の乳腺をおさえつけないようにしましょう。

離乳食がスタートする生後6ヶ月くらいから胸のサイズが徐々に変化してくると思います。

そこから、卒乳に向けてボリュームダウンしていきますので、大きさに合わせて、対応するブラに変えていきましょう。

搾乳する

石のように固くなり痛いときには、乳房を少しずつ前後左右に動かましょう。
そして、優しく搾乳すると良いでしょう。
固い部分があれば、乳頭に向かってしごいたりしてみましょう。

乳輪部や乳頭部も硬く痛い場合が多いため、乳頭と乳輪部もつまんだり乳輪部を押したりしてほぐすといいですね

私は、押すだけで母乳が出てくるのが楽しくて、お風呂でどこまで飛ぶのか実験したりしていました(笑)

”授乳の回数が減るときにも搾乳”

私の経験ですが、一時的に夫や母に赤ちゃんを預けて出かけるときは、出先でおっぱいがぱんぱんに張って辛かった覚えがあります。

その場合、朝出かける前に搾乳して、母乳保存袋に入れて冷凍するのが良いでしょう。

赤ちゃんが寝ていて授乳時間が少し空いた時にも搾乳して冷凍しておくと便利です。

かなり便利ですごく活用したので、おススメです。
参考にリンクを貼り付けておきます。

https://products.pigeon.co.jp/item/index-854.html
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あと、子供を保育園に預ける慣らし保育期間におっぱいが張ります。
個人的にはこの張りが一番苦しかったです。

下の子は、5ヶ月で保育園に預けたので、慣らし保育の時間がだんだん延びてくるにつれておっぱいがパンパンになりました。

迎えに行くと、ママ待ってたよとばかりに泣いて迎えてくれましたが、ママの体は、赤ちゃんの泣き声に反応して、また張ってパンパンになったのでした。

余談ですが、ママと離れて、初めて会う先生とお友達と共に過ごした我が子はとても成長して、たくましくなったように見えました。

赤ちゃんなりにがんばったので、帰ってからずっとおっぱいを離さない姿が可愛くてたまりませんでした。

”断乳のとき”

離乳食が順調に進み、そろそろ断乳というときには、母乳が作られるのが徐々に少なくなっていくように、乳房の張りが限界より少し手前位で搾乳しましょう。

搾乳しすぎると、母乳をたくさん作ってしまいますので、ほどほどに。
我慢しすぎるとカチカチになってしまいますので、そこもほどほどに。

※化膿性の乳腺炎になったときには?

全身的に39度前後の高熱が出ますので、そのときには我慢せず受診しましょう。
乳房が赤く腫れたりしこりになったりして痛みを伴ったりします。



まとめ

おっぱいが張ったときには、

  • 冷やす
  • 授乳の仕方を変えてみる
  • 食事に気を付ける
  • きちんとフィットするブラを着用する
  • 搾乳する

とお伝えさせていただきました。

【結論】

このページを見られている方は、ママ1年生が多いんじゃないかと思います。

ひとつひとつのことが初めてで、胸がこんなに張るのも初めてですよね。

今回は、産後の胸の張りを落ち着かせ、母乳育児をスムーズにする方法をお伝えしましたが、これだけに限らず色々あると思います。

赤ちゃんとともに、心地よい方法が見つけれると良いですね。

私だけこんなことになってるのか」、「それともみんなこうなのか
これで合ってるのかな」「どうしたらいいんだろう

という不安な気持ちもいっぱいあると思います。
けど、大丈夫です。

それだけ赤ちゃんのために考えているなんて一生懸命で素晴らしいママです。

そんなママに出会えたなんて、赤ちゃんはとっても幸せですね。

だから、安心して下さい。
子育ては、親がしなくちゃがんばらなくちゃと私は思っていましたが、逆なんですね。

子供が生まれたことで、ママとして成長させてもらえるんですね。

そして、そんな一生懸命さが赤ちゃんには愛情としてしっかり伝わっていると思いますよ。

ぜひ母乳育児を存分に楽しんで下さいね。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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