産後クライシス離婚の前に”妻の本音と夫の言い分”を検証

近頃の社会現象とも言われる『産後クライシス』をご存知ですか?

出産後2年ほどの間に起こる夫婦関係の危機です。

実は6割以上の方が、夫婦仲の悪化や愛情の冷え込みを経験しています。

そして約3割が、出産後(末子)2年以内に離婚したという調査データがあります。

新しい命の誕生で、幸せいっぱいの生活と24時間体制の育児生活のギャップに心身共にヘキヘキしてしまうでしょう。

『産後クライシス』の主な原因は、

  • 出産後のホルモン分泌の変化による妻の情緒不安定
  • 妻の夫への不満
  • 夫の育児非協力
  • 妻の夫への愛情低下

とよく言われます。

夫は父親になったからといって、さほど生活スタイルは変わらないように見えますよね。

実はその裏で、妻だけでなく、夫も崖っぷちまで追いやられていることもあります。

今回は、妻だけでなく夫の言い分にも耳を傾けながら、『産後クライシスに』の原因を探っていきたいと思います。

【この記事で分かること】

  • 妻の夫への愛情低下と不振理由
  • 夫が妻にギブアップする理由

1 夫が悪い!! 妻側の主張

まずは妻の立場になって理由を聞いてみましょう。

1-1 イライラする

女性は出産するにあたり、体内で必要な女性ホルモンが一気に分泌されますが、出産後は不必要になり、ストップされてしまいます。

このためホルモンバランスが乱れ、心身共に体調を崩しやすくなってしまいます。

人それぞれですが、通常、産後6週間ぐらいはこの症状が続きます。

特にPMSという月経前症候群の傾向がある方は要注意です。

理由がなくてもイライラしやすく、攻撃的になってしまいます。

この延長線上で、夫に対し、イライラが止まらなくなり、嫌悪感が沸いてきます。

また、八つ当たりしてしまうこともあるでしょう。

”さわらないで!!”   ←妻の本音

”もう生理的に無理!!” ←妻の本音

”見るのも嫌!!”    ←妻の本音

例え、夫が育児や家事に協力的でも、その態度や行動に訳もなく怒る。
酷い時には触られるのも嫌になり、セックスレスになる夫婦も多いでしょう。

1-2 夫への不満

産後、生活パターンが赤ちゃん中心になり、自分の時間や睡眠さえも思うようにとれないなか、夫だけ何も変わらない…

”毎日仕事して疲れているのだから、休みの日ぐらいゆっくり寝かせてくれ!!”

”俺が稼いだ金を趣味に使って何が悪い!!

”飲み会も付き合いも仕事のうち”

よくこんな夫の言い分を聞きます。

また、労いの言葉一つなく、やって当たり前、できて当たり前と思う夫に、不満が蓄積されます。

仕事に行っても、休憩時間はあるし、ご飯もゆっくり食べられるでしょ!! ←妻の本音

私は、寝る時間もなければ、ご飯も立って食べてるのよ!!       ←妻の本音

私の休日はいつなの?                       ←妻の本音

1-3 育児に非協力的&消極的な夫

赤ちゃんが泣くと、

”泣いてるよ~”

”お腹空いてるんじゃない?”

”オムツ替えたほうがいいかも…”

と妻に尋ねる夫がいますね。

また、育児や家事を少し手伝っただけで自己満足してしまう夫もいますよね。

気付いたなら自分がすればいいのに          ←妻の本音

あなたの子供でもあるのよ!!             ←妻の本音

1回子供をあやしたからといってイクメンを気取るな!!  ←妻の本音

育休は夫の趣味に費やすためのものじゃない!!     ←妻の本音

1-4 愛情は氷点下!?

赤ちゃんが産まれ、生活パターンが変わると同時に、妻の夫への気持ちも変化していきます。

妻の愛情が、夫から赤ちゃんに移ってしまい、優先順位が低下してしまいます。

また、子供中心の生活になり、夫が空気みたいな存在に感じることもあるでしょう。

中には、ホルモンのバランスが元に戻ったとしても、夫に対する愛情は戻らず、冷え込む一方。

いてもいなくても変わらないならいなくていい  ←妻の本音

夫の身の回りのことをする時間がもったいない  ←妻の本音

なんでこの人と結婚したんだろう…    ←妻の本音

2 お手上げ状態の夫 夫側の主張

では、夫は妻のことをどう思っているのでしょう。

2-1 別人になった妻 夫がストレスのはけ口!?

結婚前の妻は、いつも笑顔で人を気遣うことができたのに、産後は、常にイライラして、八つ当たりされてばっかりです。

理由を聞いても、”そんなことで?”と思うことが多々あります。

普通の話をしているのに、いつも仏頂面でケンカ腰なので、会話が成り立たない夫婦もいるのではないでしょうか?

ちょっと言い返すと何倍にもなってガミガミ言われ、尾を引きます。

子供の面倒を見ようと思い、お風呂に入れれば、

”それぐらいで育児を手伝ったなんて言わないで”

”やり方が違う”

手伝っても、手伝わなくてもグチグチ言われやる気を削がれてしまいます。

昔は天使だったのに今は鬼                   ←夫の本音

俺は妻のストレスのはけ口じゃない!!              ←夫の本音

不平不満ばかりで、家にいてもストレスが溜まり、帰りたくない   ←夫の本音

2-2 幻滅する現在の妻の姿

育児と家事で手一杯になり、自分の時間を作る余裕がないと理解はできても、体型や容姿が
いつまでも『産後』が続いてる方もいらっしゃいますよね。

とは言え、自分の時間がないといいながら、TVを見ながらお菓子やスイーツをボリボリ食べてる方はいらっしゃいませんか?

一日中家にいるからといって、パジャマやジャージのまま過ごす方もいらっしゃいます。

不必要にドレスアップ&メイキャップすることはありませんが、夫としてはもう少し容姿に気を遣ってほしいもの。

出産から2年経っても『産後』だから~と言い訳をする
いったいいつまでが産後なの!?               ←夫の本音

すでに女を捨てている妻                  ←夫の本音

2-3 扱いが雑

子供に手が掛かるのは当然です。

ですが仕事から疲れて帰って、夕食がお惣菜やインスタント食品ばかりなのは納得がいきません。

子供の扱いが丁寧になればなるほど、夫への対応の悪さが目立ちます。

また、妻の優先順位は夫が最下位。

明らかな態度は、少なからずショックですよね。

しかも、自分の話は一方的にするのに、夫の話は右から左に抜け、全く聞いてないこともあれば、無視されることも。

一緒にいる意味がない     ←夫の本音

離婚も考えようかな…   ←夫の本音

まとめ

  • 妻が夫を見限る理由
  • 夫が妻を嫌いになる理由

結論

いかがでしたでしょうか?

妻が夫に対して思うこと、夫が妻に対して思うこと、ご自分に当てはまることはありましたか?

妊娠・出産で大変な妻も理解できますが、夫の気持ちも否定できませんね。

ホルモンの関係で情緒不安定になり、理由がなくてもイラつく気持ちは分かります。
しかし、夫をストレスのはけ口にしていいはずはありません。

また、夫も妻の体調の変化や、ストレスを解消できなくても、支えてあげる心を持つことが大切ですね。

また、母親であっても夫にとっては妻であり、夫であっても妻にとっては父親でもあってほしいと願うものです。

お互い100%理解しあうのは難しいと思いますが、歩み寄る姿勢が大切に思いますね。

『産後クライシス』で離婚を考える夫婦が増えていますが、一度相手の気持ちになって冷静に考えることをおすすめします。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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