産後クライシスのメカニズムセルフチェックをして自分をまず知ろう

多かれ少なかれ、夫婦仲に問題を抱いている方はたくさんいらっしゃると思います。

ですが、特に産後2年以内の方は要注意です。

『産後クライシス』かもしれません。

産後、夫婦仲が急激に冷え切ってしまい、一緒にいても会話がなくなり、最悪のケースとして離婚にまで発展するという新しい社会問題の一つです。

近年の厚生労働省の調べでは、”子供が『0~2歳』のときに両親が離婚”の確率が最も高く、全体の3分の1の割合を占めています。

この結果は、『産後クライシス』の後遺症ですね。

私も末子が2歳のときに離婚しました。

会話はあったのですが、夫の声は”右の耳から左の耳”に流し、まったく聞いていませんでした。

父親になれない夫に対して”無関心”になってしまったのが原因です。

今考えると私も『産後クライシス』でしたね。

『産後クライシス』の夫婦にはよくある理由です。

ただ、『産後クライシス』をむかえても、乗り切る夫婦は大勢います

今回は、『産後クライシス』の特徴と症状をご紹介しますので、まずはご自分を知り、『産後クライシス』の改善に役立ててください。

この記事で分かること

  • 『産後クライシス』になりやすい人の特徴と対処法
  • 『産後クライシス』セルフチェック

産後クライシスになりやすい人の特徴



産後だからといって全ての人が『産後クライシス』になるわけではありません。

結婚後、幸せな夫婦生活、暖かい家庭を築くことを誰もが思い描いているでしょう。

実際、いつまでも家庭円満な家族はたくさんいます。

ただ、産後クライシスになる傾向がある方には類似点があります。

ご自分に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。

1 100%を目指す完璧&優等生ママ

育児本を前にして、その通りにしようとしていませんか?

何事にも努力する姿勢は大切ですし、完璧を目指すことは悪くありません。

子供にとって良いママでいたいのは当然ですよね。

でも、あまり意識しすぎると、疲れたり、上手くいかずイライラしてしまいます。

物や人に当たってしまい、自己嫌悪を抱くこともあるでしょう。

そして、赤ちゃんであっても人です。

人対人の接し方に完璧はありませんし、教科書どおりには行かないのは当たり前です。

少し肩の力を抜いて、思い通りにいかないのが当たり前!!ぐらいの気構えで接してみましょう。

2 1点集中型ママ

集中力が高いことは良いことです。

ですがそれが裏目に出てしまうことが家庭内にはあります。

赤ちゃんが産まれると、赤ちゃんのケアにばかり集中して、ついつい夫のことは二の次になっていませんか?

そんなママに不満を抱くパパさんたちもいます。

父親であっても夫ですので、目を向けてあげることも大事ですよ。

家庭円満の秘訣は夫婦間のコミュニケーションです。

休みの日は一緒に買い物に行ったり、たまに二人で息抜きの時間を作ったりするのもいいですね。

3 育児非協力パパ

未だに、家の中の仕事は女性がするものという考えの男性はいます。

仕事から帰ってきても、夕飯→お風呂→テレビ→就寝なんてルーティンのパパさんもいるのではないでしょうか?

確かに、一日の半分以上は外で仕事をして、疲れているのも理解できます。
パパにとっては家が唯一くつろげる場所なのも事実です。

ですが、ママは違いますよね。

自分の時間も、リラックスする暇もないほど朝から晩までバタバタし通しです。

そんな夫婦は次第に会話も少なくなり、お互いに無関心になりがちです。

すれ違ってしまった気持ちを元に戻すのはなかなか難しいかも知れませんが、せっかく縁あって一緒になったのですから、お互いに歩み寄る努力も必要ですよ。
もしかしたら、パパはどう赤ちゃんに接していいのか分からないのかもしれません

『どうして~してくれないの?』と詰め寄るのではなく、具体的に何をどうするか子供に教えるような感じでパパに接してみてはいかがでしょうか?

セルフ診断で『産後クライシス』チェックをしよう!!


原因が分かれば、対処の方法もありますし、回避もできます。

下記の項目は『産後クライシス』によくみられる症状や原因です。

まずはご自分が『産後クライシス』になっているかどうか知るために自己診断してみましょう。

  • 質問 1   ちょっとしたことでもイライラしてしまう
  • 質問 2   父親としての夫の態度に不満がある
  • 質問 3   育児・家事を手伝う夫をみていらいらしてしまう
  • 質問 4   夫に触れられると嫌悪感がある
  • 質問 5   出産後、急に夫が嫌いになった
  • 質問 6   イライラして夫や子供にあたってしまう
  • 質問 7   出産後、セックスレスになった
  • 質問 8   気持ちが沈み、つらいと思うことがある
  • 質問 9   出産後、ヒステリックになった
  • 質問 10  出産後、夫から変わったとよく言われる
  • 質問 11  夫に対してきつい言葉や嫌味を言うようになった
  • 質問 12  夫とのコミュニケーションがとれない、または少なくなった
  • 質問 13  出産後、夫の浮気を疑っている
  • 質問 14  出産後、夫が浮気をした

質問 1~11は産後の女性ホルモンのバランスによって引き起こされる症状です。

時間が経過するにつれ、改善されることもあるでしょう。

一般的には産後3ヶ月以内には女性ホルモンのバランスが整い、イライラしたり、夫に対する嫌悪感などの気持ちも収まるでしょう。

もしかしたら夫は、妻の気持ちの変化に戸惑い、寂しい思いをしているかもしれません。

夫婦の会話を増やして、お互いに理解できる距離感を保つことで『産後クライシス』から開放されることもあります。

『産後クライシス』は病気ではありませんし、誰でも陥ってしまう症状です。

あまり心配せずに、リラックスして、”産後はこういうものだ”と自然に受け止めるのが良いでしょう。

ただ、長引くようでしたら、掛かりつけの医師や専門医にアドバイスを受けることをおすすめします。

質問 13、14はかなり難しく深刻な問題です。

ただ、感情的にならず、冷静に対応しましょう。

夫の浮気原因で一番多い理由が、”家庭外に癒しを求めた”です。

もちろん浮気された妻にも言い分はありますが、お互い、意思疎通ができておらず、気持ちのすれ違いから本当の意味で分かり合っていないのではないでしょうか?

離婚をする方もいらっしゃいますが、再構築を望む方もいらっしゃいます。

後悔のないように一度じっくり話し合う時間を持って下さい。

まとめ

  • 『産後クライシス』になりやすい人の原因、特徴、対処法
  • セルフチェックで『産後クライシス』の改善や回避に役立てる方法

結論

いかがでしたでしょうか?

ご自分が『産後クライシス』か、またはなりやすい特徴なのかを前もって知ることによって、回避できたり、改善できることがあります。

『産後クライシス』は病気ではありませんので、あまり気にせず、”こういうものだ”と受け止めてみましょう。

気持ちが楽になり、前向きになれますよ。

また、夫婦のギクシャクした関係も、逆に夫婦の絆を深めるチャンスだと捉えてください。

ただ、夫といっても感情はありますので、無意味なきつい風当たりはつらく感じてしまいます。

ご自分の体調をまず知ってもらって、理解してもらうことも大切です。

まずは口に出して気持ちを伝え、理解してもらいましょうね。

この記事が『産後クライシス』を乗り越えるきっかけになれれば幸いです。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

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