出産が終わり「さあダイエットを始めよう」と思っても、「何から始めて、どうしたらいいんだろう?」とお悩みの方。
ここで正しい知識を身につけ、安心してダイエットを始めましょう!
〜この記事でわかること〜
- ダイエットを始める前の注意点
- 正しい産後ダイエット方法
産後ダイエットってご存知ですか?
その名の通り、出産後のダイエットです。
ダイエットと聞くと「痩せる、体重を落とす、サイズダウンして綺麗になる」このようなイメージをお持ちではないでしょうか。
しかし、女性の産後の体はそう思うようにいきません。
間違った認識を正しましょう。
間違った「産後ダイエット」をすると…
- 鬱になりやすい
- イライラしやすい
- 疲れやすい
- 不眠になりやすい
- 貧血になりやすい
- 赤ちゃんも不安定になりやすい
などの心身に良くない症状が出てきます。
ですから産後ダイエットを始める前に、「この方法は正しいのか?」とよく考えるようにしましょう。
実は私自身も1児の母です。
それは約7年前の出産時のことです。
妊娠中から貧血気味だった私は、出産時の出血が止まらず生死をさまよいました。
輸血をして一命をとりとめましたが、通常出産時の出血量は300ml程度で500ml以上は異常出血とされるようです。
しかし私の場合3000ml以上あったのです。
輸血後も貧血の状態はしばらく続き、初めての子育てはやっとのことでした。
「疲れやすい」「幸せなのに悲しくなって涙が出る」といった症状もありました。
それまでも度々貧血気味だったので、慣れてしまい、軽視していた部分があったのかもしれません。
実際「女性は貧血に慣れてしまっている」と産婦人科の先生が仰っていました。
何を言いたいかと言うと「女性は命をかけて出産する」ということ。
この大仕事を果たした今、ホルモンのバランスも大きく崩れています。
そして、心身共にデリケートで不安定な状態にあるのです。
こんな状態の時にダイエットという無理なストレスがかかると、更なるホルモンバランスの崩れや精神の不安定が予想されます。
慣れない育児に疲れてイライラすることはどうしても出てきます。
しかし、常に交感神経が優位に立つ状態を繰り返すと不眠や怒りっぽくなったり、疲れやすくて笑顔ではいられなくなってしまいます。
産後うつは、このような状態を指します。
ママが幸せを感じられなくなってしまうと、どうなるでしょう?
ママの心身の健康状態が良くないことは100%赤ちゃんに伝わります。
赤ちゃんも不安定になり泣きやまない、おっぱいやミルクを飲んでくれない、熱を出す等おだやかではいられなくなってしまいます。
こんな時はどうすればいいのでしょうか?
副交感神経を優位にする
副交感神経が優位になると体は休息モードに入り、血圧が下がり気持ちも落ち着きます。
ですから副交感神経を優位に保つことは、育児のイライラや不眠解消に役立つのです。
では、優位に働かせるにはどんな方法が必要でしょうか?
実は、たった3つのことを実践するだけでいいんです!
①バランスのとれた食事
これは、基本中の基本です。
○○抜きダイエットなんて今はしてはいけません。
様々な栄養素を摂ることで貧血防止、イライラ防止、ホルモンや心身のバランスを整えてくれます。
②適度な骨盤ストレッチ
これは「開いた骨盤を元に戻す」ということです。
女性の肥満の40%は出産によるものとされています。骨盤が開くことにより脂肪が付きやすくなります。
またしっかり元に戻さないと腰痛の原因にもなります。
そこで骨盤ベルトや矯正ガードルなどをしっかりした上でストレッチを行うと良いでしょう。
筋力も戻れば疲れにくくもなりますしね。
③リラックス法
これは「自分とだけ向き合う時間を作る」ということです。
音楽を聴くでもよし、アロマを焚いて深呼吸をするのもよいでしょう。
時には少しの時間であれば赤ちゃんと離れるのもよいかもしれません。
どうしてもママになった瞬間から、赤ちゃんに尽くす毎日にリラックスすることを忘れてしまいがちです。
この3つを意識的に行うことで、正しい「産後ダイエット」ができます。
そして、大事なことは頑張り過ぎないこと。
ストレスを上手く解消することも「産後ダイエット」への近道です。
綺麗になりたい気持ちは女性としてよくわかります。
しかし体型よりも、体調を少しずつ元の状態に戻す必要があるのです。
赤ちゃんが生まれた瞬間から、あなたの体は大事な赤ちゃんの栄養の宝庫です。
寝不足でも抱っこして目を見つめて赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげる。
赤ちゃんにママの笑顔をたくさん見せる。
たくさん抱っこしてあやす。
愛情はもちろんどれも体力も精神力も必要です。
だからママは心身共に元の体調に戻す必要があるのです。
私はこれこそが「産後ダイエット」だと考えております。
まとめ
- 間違った産後ダイエットは、心身を悪くするだけ
- 出産は命がけ!産後の体はデリケート
- ママの不健康は赤ちゃんに悪い影響を与える
- 副交感神経を優位にして健康的な痩せを目指す
結論
このように、「産後ダイエット」に対する間違った認識を改め「妊娠前の心身の状態に戻す」ことを目的としましょう。
「食事、ストレッチ、リラックス」を意識的に行ってみてください。
それが結果として「貧血、鬱防止、イライラ防止」に繋がります。
そして、おまけに脂肪も付きにくくなる正しい「産後ダイエット」だと考えます。
正しい「産後ダイエット」はママと赤ちゃんをハッピーにするものです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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