産後、何故か旦那さんに対してイライラする…
嫌いになってしまったかも…?
そんな風に感じてしまい、夫婦仲が悪くなってしまうことを産後クライシスと呼びます。
産後クライシスとは、出産後2~3年ほどの間に、夫婦の仲が悪化する現象のことで、
夫婦仲だけでなく社会関係にまで悪影響を及ぼすとして、NHKが提唱した用語です。
産後クライシスという言葉が生まれる前から、産後に夫婦仲が悪くなってしまう現象はありましたが、それが原因で離婚に至る割合は少なかったようです。
産後クライシスになると必ず離婚してしまう、というわけではありませんが、
昔に比べて女性が経済的に自立する条件が整っている時代になり、離婚を選択する夫婦がいるのも事実です。
そして、産後2年間が最も離婚率の高い時期だというのです。
さまざまな離婚の原因があるかとは思いますが、思い出していただきたいのが産後クライシスになってしまう時期です。出産後2~3年の間、でしたよね。
もし産後クライシスの原因が事前にわかっていれば、問題を最小限に抑えられるかもしれません。
ここでは産後クライシスになってしまう原因や、乗り越える工夫を紹介します。
産後クライシスの原因
冒頭でもふれたように、産後クライシスのはじまりは
- 旦那さんに対してイライラしてしまう
- 旦那さんのことが嫌いになってしまったかも
- 以前のように仲良くできない
など、小さな違和感を感じてしまうところかと思います。
これは一時的な問題ともとらえられますし、実際にいつの間にかこういった時期が終わっていたという夫婦もたくさんいます。
しかしこうした小さな違和感を毎日つのらせ、夫婦で向き合わなければ、いつの間にか大きな問題になってしまうでしょう。
産後に、特になにもしていない旦那さんにイライラしてしまう、というのは産後のガルガル期に当てはまります。
これは女性のホルモンバランスの問題が大きく影響していて、旦那さんには問題がない場合もあるのです。
旦那さんはいつも通りに過ごしているだけ、でもママにとっては色々なことが気に障ってしまい、
イライラする、触りたくない、触られたくない、嫌い…と考えてしまうんですね。
ママも戸惑ってしまうと思います。なぜ自分がこんな風に思ってしまうのか、自分でもわからないからです。
私の経験談でもあるのですが、旦那さんがそんなママを受けいれられて、全てをママ任せにせず一緒に育児をしてくれたら、ガルガル期は乗り越えられるんじゃないかと思います。
しかしそのガルガル期に旦那さんと喧嘩になってしまったり、育児に旦那さんが全く参加してくれなかったり、問題に向き合わずにいると、
育児ノイローゼ・産後ブルーなどを経て産後クライシスに陥ってしまうんですね。
産後のママが抱えている悩みや問題を、旦那さんと共有できていないと、産後クライシス
になってしまう可能性が高くなるのではないでしょうか。
産後クライシスになってしまった!体験談
実際に産後クライシスを経験したママの声を調べてみると、
- 旦那がソファに寝転んでいるだけでイライラする
- 横に並んで座っているだけでイライラする
- 仕事で疲れていることを理由に、子供のオムツの替え方も知ろうとしない
- 休日は子供の面倒を見ずに、ダラダラしている
- 洗い物を頼んだのに綺麗にできていない
- 何かと理由をつけて、家事に協力してくれない
など、無条件でイライラしてしまう場合もあれば、家事・育児に非協力的な姿にイライラしてしまう場合などもあるようです。
どちらにしても、このママのイライラを放置してしまうと、問題解決にはなりません。
旦那さんには、ママがどういったことでイライラしてしまっているかを考えてもらう必要があります。
ここで見過ごしてしまうと、どんどん関係が悪化し、この先の夫婦仲に影響をもたらしてしまうかもしれないですよね。
産後クライシスを乗り越えた!解決のきっかけ
こうして旦那さんにイライラを募らせていたママたちが、どのように産後クライシスを乗り越えたのか
解決したママたちの声を調べました。
子供の成長がきっかけで乗り越えられた【時間が解決してくれるパターン】
- 子供が保育園に行きだし、息抜きができるようになった
- 子供が成長し、自分にも心のゆとりが持てていつの間にかイライラしなくなっていた
人と交流することで悩みや愚痴を吐き出せる【発散するパターン】
- ママ友ができて、愚痴や育児の相談などができるようになった
旦那さんが育児や家事に参加してくれる【旦那さんが協力してくれるパターン】
- 旦那さんと話し合い、育児や家事に協力的になってくれた
- 旦那さんのご飯は自分で用意してもらうようにして、子供のことだけを考えられるようになった
子供の成長とともに、ママの負担は少しずつですが軽減されていきます。
子供が1人遊びをするようになった。子供が夜、長く寝てくれるようになった。など。
子供が保育園に行くようになり、ママが1人でお仕事に行くのも息抜きになる場合もありますよね。
仕事が息抜きなんて不思議な感じがしますが、私自身も産後初めての出勤の時に、
「子供を抱っこせずに外を歩くことって、こんなに自由に感じるんだ!」
と感動したのを思い出しました。
1人で電車に乗るのも、1人でご飯を食べるのも、そんな些細なことですら喜びを感じてしまったんです。
旦那さんにとっては当たり前の日常ですが、ママにとっては特別な時間。
そういう違いも旦那さんが一緒に喜んでくれたら、ママは嬉しいですよね。
旦那さんにとっての当たり前が、ママにとっては羨ましく思えることもたくさんあると思います。
そういったことを旦那さんに知ってもらうと、ママに対する理解も深まりそうです!
結論
妊娠中に思い描いていたような日常を送れないことに、悩んでしまうママも多いと思います。
「まさか旦那さんのことを嫌いになってしまうなんて…」
産後に旦那さんのことを嫌いになってしまう感情は、全部が全部、異常なことではありません。
- ホルモンバランスの乱れ
- 旦那さんが家事育児に参加できていない
- ママが1人で抱え込みすぎている
必ず原因があるんです。
理由もなくイライラしてしまったり、何もされていないのに旦那さんを嫌いに感じてしまうなら、その状態を旦那さんにも理解してもらいましょう。
ここで旦那さんと喧嘩になってしまうと、もともとは小さな問題が、どんどん大きくなってしまうかもしれません。
一時的なホルモンバランスの乱れがきっかけで、人生が変わってしまうのは本当に悲しいことです。
まとめ
嫌いな人と結婚する人はいないと思います。
旦那さんのことが好きで、一緒に幸せになりたくて結婚したのなら、様々な困難も一緒に乗り越えたいですよね。
産後クライシスが原因での離婚は、防げるものが多いのではないかと思います。
旦那さんを嫌いになっても、自分や旦那さんと向き合えば、解決の糸口が見つかるはずです。
時間が解決してくれるパターンもあるんです。
そして、今抱えてる悩みを共有できる人もたくさんいます。
大変な産後の育児ですが、孤独にならないように、旦那さんにもしっかりサポートしてもらえる環境を作りたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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